INTERVIEW

ORANGE RANGE ×
気象予報士 日本気象株式会社
対談

対談

決して台風を軽視しているわけではないし。
警鐘として捉えてもらえたらなっていうのはあるんですけどね。
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撮影:LEI FILMFORKS

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これをきっかけに防災について勉強される方が増えると良いですね。だんだん強い台風が増えていますので、 台風は一生の付き合いになるので、全員に台風の情報をどうやってお伝えできるかなと思っていました。キャッチーな言葉で、こういう台風の曲を、ホームセンターやスーパーに流してほしいなって思います。

HIROKI:

鮮魚売り場の魚の曲みたいな(笑)。

これが流れてたら、「あ、非常食買おう。」とかって思うんじゃないかなと考えたり。

HIROKI:

僕たちとしても、取り扱うテーマとしては難しくてナーバスな部分もあって。だからこの曲が軽い感じで受け取られても怖いなっていうのもあったんですけど、でも実際は自分たちが沖縄で生活している中での「あるある」ということを伝えることで、意識してもらえたら。決して台風を軽視してるわけではないし、警鐘として捉えてもらえたらなっていうのはあるんですけどね。

NAOTO:

きっかけでもいいしね。ここから防災意識の入り口として。

当社のFRAN(フラン)というサービスも、予報が外れたら「お金をあげる」という、ちょっとふざけた取り組みとも見られそうなサービスなんですが、レーダーなどを見てもらったり、自分で予想してもらう習慣をつけていただけたらいいなと思っています。自分で防災意識を持って動かないと、結局はどうにもならないので、情報を見てもらうという、きっかけ作りでこういうサービスをやっているんです。

HIROKI:

しかし便利な時代になってますよ、こんな細かくね。正確性が高くて。

NAOTO:

ORANGE RANGEのスタッフTwitterでも、前の日にライブの日の予報を配信しているのも、ファンの方が見て、物販で並ぶ人もいると思います。その時間帯に雨具を用意したりとか、陽が強かったらその対策もできるし。そういった小さなきっかけで、備えることの大切さを知ってもらえたら。

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ところで、あの歌詞の「ユニオン」って何ですか?

HIROKI:

大阪でいう「スーパー玉出」みたいなところです。沖縄県内のスーパーなんですけど。

よくご存じで(笑)。

HIROKI:

台風で休むスーパーもあるんです。そういうスーパーとかは、結構早めに対策として閉めちゃったりするんですけど、ユニオンさんはずっと開けてるんですよ。24時間営業っていうのが売りで。

じゃあ、ユニオン閉店はいよいよ危ないと。

HIROKI:

そうそうそう。沖縄人からしたら、ユニオンが閉まったら、いよいよ外に出たらダメなんだな。

NAOTO:

もう判断基準になります。

いいかもしれないですね、ユニオン警報みたいな(笑)。

HIROKI:

あるあるですね。

確かに、電車でもギリギリまで走行する所と早めに取りやめる所とありますね。

NAOTO:

僕たちは飛行機の移動が多いんですが、例えばこの会社は飛ぶ、この会社だと飛ばないとか。会社によって、台風に対してどう判断するのか違いがあるのかなと。

非常食はもう当たり前で常備してあるんですか。

HIROKI:

もともと缶詰文化といいますか、アメリカ文化の流れがあって、ポークとか、シーチキンとか、そういったものは箱買いで常備していて。元々台風云々じゃなくてそういう文化はあります。

あえて「防災」って意識しなくても備えているんですね。

HIROKI:

元々の感覚として備蓄はあるかもしれないですね。

NAOTO:

HIROKIが歌ってる「そうめんチャンプルー」って歌詞も、そうめん自体がいつでも常備してあるので。

HIROKI:

そうめんチャンプルーって、そうめんとシーチキンを入れて炒めるんですよ。シーチキンもどの家にもあります。沖縄の人はサラダとか以外にも何にでも使ったりするので。今はそんなでもないですけど、昔は台風が来たらもう、そうめんチャンプルーを食べるみたいな。これも台風のあるあるかもしれない。

ローリングストックとか言いますけど、既にデフォルトなんですね。 見習っていきたいですね。

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