
現在開催中の全国ツアーとのコラボキャンペーンを行っていまして、開催地をレーダーマップに表示して、ライブ当日の天気予報が当たればプレゼントがもらえる、という施策を開催しています。
HIROKI:
本当にありがとうございます。こういった取り組みも面白いですよね。この曲は長いツアーなので、時差を作って演奏するタイミングを考えて披露してます。
曲を作ったきっかけは?
NAOTO:
そうですね。この台風の曲を作りたいという発想はだいぶ前からあったんですけれど、本当にさっき言ったように面白いように毎週来る年が2年前ぐらいからあったんですね。それで、作品として形にするのは今かなと思って、そういう、些細なきっかけというか、そんな台風が良い悪いじゃなくて、沖縄のことを面白く歌ってる曲がいくつかあったから、その中の一つとして台風という大きなテーマを取ったに過ぎない形で。そこまで考え抜いたってことでもなく、日常を本当切り取ったという印象で。
防災への注意喚起になるので、もっと早めに台風が来る9月や10月くらいに歌ってもらえるんじゃないかな、みたいなことをちょっと勝手に話していたんです。
HIROKI:
確かに。いや本当にシンプルにセットリストの構成上の問題というか、ライブを長くやるからっていうわけだったので。確かにタイムリーでやれていたら、注意喚起の側面ではベストだったかもしれないですね。
最近のツアーは、新曲をメインに歌われているんですか?
HIROKI:
はい、その中でも試行錯誤しながら時期をずらしてやっています。これまでも、冠となっている最新アルバムの楽曲でも全部最初からやるってわけでもないし、結構ずらしてやっていくっていうのはありますね。
台風は悪者で、対策をしっかりして勝っていこうという気持ちが強いですが、別の面もあるんだよという話がありまして。
台風は地球規模で、赤道付近の暖かい熱と、北極や南極付近の冷たいところの温度差を解消する気象のシステムの1つになっていて、台風が来なかったら困るところも中にはあって、日本の瀬戸内海側の水不足を解消してくれたりもします。瀬戸内海側は穏やかな気候で晴天が多いところなので。
HIROKI:
なるほど。岡山県は晴れの国って言いますよね。
はい、先日ライブで行かれた、たつの市がある兵庫県もそうですし。梅雨とか台風の雨頼みなところがあって、来なかったら水が足りなくなってしまう。昔からため池がたくさんあるような地域なんですけど、ため池がないと本当に水が貯まらない地域です。台風は水の供給役っていう意味で必要だったりします。
生物が生きていくためにも台風は不必要なものじゃないし、消すこともできないっていうようなところを踏まえた上で、どうやって一生付き合っていくか、みたいなところを考えていきたいですね。
HIROKI:
With台風ですね。付き合っていくもの。確かに前提で生きていますからね、沖縄の人は。